マリオット・インターナショナルとHMIホテルグループが戦略的パートナーシップを締結しました。

 
 
 マリオット・インターナショナルとHMIホテルグループ、複数の施設をコンバージョンする戦略的パートナーシップを締結
~国内5都市に位置する7つのホテルを「マリオットホテル」および「コートヤード・バイ・マリオット」にリブランディング~
 
 マリオット・インターナショナル(本社:米国メリーランド州、最高経営責任者:アンソニー・カプアーノ)とホテルマネージメントインターナショナル株式会社(本社:東京都中央区日本橋、代表取締役社長:比良竜虎、略称:HMIホテルグループ)は、本日、戦略的パートナーシップを締結し、国内5都市にある既存のHMIホテルグループのホテル7軒を「マリオットホテル」および「コートヤード・バイ・マリオット」にリブランディングする計画を発表しました。
 

 このたびリブランドにより新たに誕生する7つのホテルは以下の通りです。
 
■マリオットホテル(4軒)
・浜松マリオットホテル(静岡県浜松市、現「グランドホテル浜松」)
・京都マリオットホテル(京都府京都市、現「ホテル平安の森京都」)
・神戸マリオットホテル(兵庫県神戸市、現「ホテルクラウンパレス神戸」)
・沖縄マリオット・リザン・リゾート&スパ (沖縄県国頭郡恩納村、現「リザンシーパークホテル谷茶ベイ」)
 
■コートヤード・バイ・マリオット(3軒)
・コートヤード・バイ・マリオット神戸(兵庫県神戸市、現「ホテルパールシティ神戸」)
・コートヤード・バイ・マリオット小倉 (福岡県北九州市、現「ホテルクラウンパレス小倉」)
・コートヤード・バイ・マリオット北九州  (福岡県北九州市、現「ホテルクラウンパレス北九州」)
 


 
 旅行業界は世界的に堅調な復興が見られ、日本においても訪日外国人旅行者数がコロナ以前の水準を超えるなど、旅行需要が急増しています。このたびの事業提携では、日本全国各地でホテルを展開するHMIホテルグループのポートフォリオと、世界の旅行者に愛されるマリオットのグローバルスタンダードを活かしあうコラボレーションで、インターナショナルブランドのホテル展開を軸にした魅力ある新しい日本のデスティネーションを世界の旅行者に提供していくことを目指しています。
 なかでも浜松市と北九州市は、マリオットグループのホテルブランドが初進出をするエリアとなり、それぞれが持つ美しい自然や歴史・文化など、魅力にあふれある未知のデスティネーションが世界の旅行者に紹介される機会を創出することが期待されています。また、今回7つのホテル合計で約2,200室におよぶリブランドは、マリオット・インターナショナルが日本で締結した単一の契約としては、最大規模のプロジェクトとなります。一連のホテルは、今後リノベーション工事を経て、2025年の秋より順次開業の予定です。
 

■ホテルマネージメントインターナショナル、代表取締役社長、比良竜虎のコメント
「マリオット・インターナショナルと提携し、HMIホテルグループの7つのホテルがそれぞれマリオットホテルとコートヤード・バイ・マリオットにリブランドされ、新たな章が始まることを大変嬉しく思います。マリオット・インターナショナルの世界クラスのサービス、細部へのこだわり、ゲストの満足度向上への取り組みは、私たちのホテルに対するビジョンと完全に一致しています。半世紀以上にわたるホテル事業で日本全国各地の旅先の魅力を知り尽くし、お客様にお届けし続けてきたHMIがマリオットと手を組むことで、卓越したホスピタリティの新たな基準を打ち立てることができると確信しています。」
 

■マリオット・インターナショナル アジア太平洋地域(中国を除く) プレジデント、ラジーブ・メノン(Rajeev Menon)のコメント
「日本全国で急拡大するマリオット・インターナショナルの施設ポートフォリオに、これらの施設をお迎えできることを大変嬉しく思います。コンバージョンにより、世界規模でマリオット・インターナショナルは力強い成長を遂げており、日本でHMIホテルグループと共に当プロジェクトに取り組めることを大変喜ばしく思います。消費者の嗜好が変化する中、この度リブランドする施設は、30を超える主要ブランドを擁し、世界で約8,800施設を展開するマリオットのポートフォリオと、全世界で2億人の会員数を誇る受賞歴のあるトラベルプログラム、Marriott Bonvoy(マリオット・ボンヴォイ)の強みを活用することができます。」
 
 

■各地区代表者からのコメントをいただきました。
 

■浜松市長 中野 祐介 様
 本日このように、マリオット・インターナショナルとHMIホテルグループのホテル新規リブランド事業提携の発表会が盛大に行われますこと、お慶び申し上げます。
 そして、マリオットブランドのホテルが浜松市に初めて誕生するということで、市長として大変うれしく思っております。
 現在、浜松市の中心部に位置する「グランドホテル浜松」は、観光・レジャーのみならず出張や商用、会議、展示会などビジネスの拠点にもなっており、全国から訪れる方々へ感動と憩いを提供し、観光や地域経済活性化の一端を担っていただいております。
 マリオットブランドのホテルとして新たに出発することで、浜松市ならではの観光資源や魅力をさらに多くの方に感じていただく機会が増えることと期待するところです。
 浜松市は、浜名湖をはじめとする豊かな自然と景観に優れ、2019年には国土交通省のガーデンツーリズムに登録されたほか、2004年に約540万人が来場した「浜名湖花博」のレガシーを受け継ぎ、今年度は、その20周年記念事業として、はままつフラワーパークと浜名湖ガーデンパークの2会場で「浜名湖花博2024」を開催するなど、国内外を問わず、多くの観光客に本市の花や緑を楽しんでいただいております。
 そのほか、浜名湖の鰻をはじめ牡蠣、ふぐ、餃子などのグルメ、温暖な気候風土で育つみかん、メロン、ピオーネなどの果物も人気があり、多くの方が浜松の食文化を求めて来訪しています。
 また、ヤマハ、カワイ、ローランドなど、世界に名立たる楽器メーカーが立地し、音楽文化を創造・発信する「音楽の都」であるとともに、自動車のスズキや光産業の浜松ホトニクスなど、世界を舞台に活躍する大企業が立地する国内有数の産業集積都市でもあり、皆様にもぜひ浜松市を訪れていただき、音楽文化や産業観光なども楽しんでいただきたいと思います。
 結びにあたり、この度の事業提携を機に、より多くの外国人観光客の皆様が日本を訪れ、各地域の魅力を再発見する機会となることを期待し挨拶とさせていただきます。
■沖縄県恩納村長 長濱 善巳 様
 お集まりの皆様、はいさい こんにちは。ただいま紹介をいただきました沖縄県恩納村村長長濱でございます。一言御挨拶申し上げます。この度はマリアットHMIホテルグループ戦略的パートナーシップ締結式、誠におめでとうございます。さて、沖縄県は、2021年7月に沖縄県北部が世界自然遺産に登録され、日本を代表するリゾート地です 2018年度には1,000万人以上の入域観光客数をお迎えし、今日では欧州からも多くの観光客にお越しいただいております。

 ホテルは1993年にリザンシーパークホテル谷茶ベイとして開業され、白い砂浜と青い海の美しいリゾートビーチを兼ね備えた県内最大級のリゾートホテルとして誕生いたしました。そして、恩納村は沖縄本島の中心に位置し、東シナ海を一望できる日本を代表するビーチリゾートとして世界を代表するホテルが立ち並び、観光立県沖縄を牽引する恩納村、ひいては沖縄県の観光産業の発展に大きく貢献しているところであります。

 それもひとえに沖縄県最大客数を誇るリザンシーパークホテル様は、沖縄リゾートホテル業界の草分けとして、偉大なる業績と飛躍的な発展を遂げるとともに、西海岸のリゾートエリアとして圧倒的な集客力を誇っております。この度、マリオットインターナショナル様とリブランディングプロジェクトに関する契約を締結され、長年慣れ親しんだ、リザンシーパークホテル谷茶ベイ様が新たな飛躍へ向けた一歩だとお察しするところであり、新たな価値の創造を目指して力強く進めるマリオットインターナショナルとして生まれ変わりますことに大きな期待を寄せているところであります。

 そして、美しい東シナ海に沈む夕日が眺望できるオーシャンビュー、リゾートホテルとしての魅力を兼ね備えた格調高いホテルとしての評価と、地元の皆様に愛され親しまれるホテルを目指し、お客様のご期待を超えるおもてなしができるホテルとして、さらに成長されるとともに、沖縄県のリーディング産業である観光リゾート産業を引っ張っていくリーダー的な役割を担っていくことを期待しております。

 そのような中、本村の観光リゾート産業は、沖縄県の地域特性を生かした基幹産業として成長し、本村経済の自律的発展を図ると同時に、観光立村を目指す上で長期ビジョンを視野に入れた総合的戦略が不可欠であります。それには、今後、観光需要のポイントを探り、地域の自然、歴史、文化などを生かした観光交流事業を推進し、経済地域経済への波及効果に結びつく活力ある村づくりを目指すと同時に、この恵まれた自然環境は、本村のみならず沖縄県の重要な観光資源であり、その保全は私たちに与えられた重大な責務であると思います。

■京都市長 松井 孝治 様
 本日は、ホテルマネージメントインターナショナル株式会社様とマリオット・インターナショナル様の戦略的パートナーシップの御締結、心よりお慶び申し上げます。
 今回、プロジェクトのエリアの一つとして京都を選んでいただけたこと、大変うれしく思います。
 京都は、平安建都以来の1200年を超える歴史と、豊かな自然や伝統的な町並み・建造物などの優れた景観を数多く有し、日本の伝統・文化を脈々と受け継いでまいりました。
 また、伝統の上に革新を重ね、絶えず新たな文化を生み出し、その文化が人々の暮らしに根付いてきた都市でもあります。
 このような、深い歴史・文化が息づく京都に、世界的な知名度のあるマリオットブランドのホテルが増えることは、京都の観光振興のみならず、都市格の向上や京都経済の活性化、ひいては我が国全体の発展にも寄与すると考えております。
 また、マリオットブランドは特に外国人観光客の集客力に強みがあられ、世界中の方々に京都をデスティネーションとして認知していただけるきっかけが増えることと、頼もしく感じております。3年以上続いたコロナ禍も終息し、日本人、外国人問わず、多くの観光客をお迎えし、京都のまちに賑わいが戻ってきている一方で、市民生活への影響を懸念する声が大きくなっていることも事実であり、今後、京都観光を持続可能なものとしていくためには、市民生活との調和の視点は欠かすことができません。
 この視点のもと、京都市では、観光客、観光事業者、市民の三者が、お互いを尊重し、より質・満足度の高い観光を目指すための行動基準として「京都観光モラル」を策定し、その普及に努めております。
 ホテルマネージメントインターナショナル株式会社様とマリオット・インターナショナル様には、「京都観光モラル」の普及についても、お力添えをよろしくお願い申し上げます。
 結びに、今回のプロジェクトの御成功を祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。
■神戸市長 久元 喜造 様
 この度、ホテルマネージメントインターナショナル株式会社様が、神戸市内をはじめ、国内7か所のホテルについて、世界最大のホテル・チェーンであります「マリオット・インターナショナル」様とリブランディング・プロジェクトに関する契約を締結されることになり、心よりお慶び申し上げます。
 今後、各ホテルがマリオットブランドを冠し、さらに飛躍されることを願ってやみません。

 さて、今年度、神戸市は阪神淡路大震災30年の節目の年を迎えます。
 1995年に神戸の街が壊滅的な被害を受け、これまで多くの困難を乗り越え、復旧、復興に取り組んでまいりました。
 また、ここ10年では、街づくりを前に進めるため、神戸の玄関口である都心三宮エリアを中心に様々なプロジェクトが動き出しました。
 21年の阪急三宮駅ビル開業を皮切りに、29年の開業をめざし、商業、宿泊施設を併設した西日本最大級の中長距離バスターミナル、JR三ノ宮駅新駅ビルの建設が始まっています。
 また、ウォーターフロントエリアでは、21年にアクアリウムを中心とした神戸ポートミュージアムが開業し、新たな人の流れや賑わいが生まれています。本年4月には、港町神戸のランドマークであるポートタワーのリニューアル、25年には1万人規模のアリーナが完成し、新たな神戸のランドマークになろうとしています。
 さらに、25年には神戸空港国際チャーター便の就航、30年頃には国際定期便の就航も予定されており、神戸がダイレクトに国外へのゲートウェイとなります。
 このような状況の中、貴社のホテルが世界的に有名な「マリオット・インターナショナル」へリブランディングされることは、神戸市にとっても大きな飛躍となり、観光業の発展だけでなく、経済の成長にも大いに貢献することが期待できます。
今後も貴社と神戸市の継続的な協力と連携を大切にしながら、この度のリブランディングが神戸の未来に素晴らしい希望と繁栄をもたらすことを祈り、祝辞とさせていただきます。

■北九州市長 武内 和久 様
  この度は、国内で様々なホテルを展開し、北九州市内においてもフルサービス・ホテルを運営いただいているホテルマネージメントインターナショナル様、世界中の国と地域にホテル・リゾートを展開するマリオット・インターナショナル様において、リブランディング・プロジェクトに関する契約を締結いただきました。
 北九州市では初となる、ハイグレードな外資系ホテルブランドの進出を、心より歓迎申し上げます。
 九州の最北端に位置する北九州市は、美しい海や四季折々の豊かな自然、これまで育んできた歴史や文化、大地と自然の恵みがもたらす海の幸、山の幸など、多くの魅力が詰まったまちです。この度のリブランドは、インバウンドの方々を中心とする多くの人々に、魅力を感じていただく絶好の機会となります。
 観光客のみならず、地域の会合等でも親しまれている「ホテルクラウンパレス小倉」と「ホテルクラウンパレス北九州」の2つのホテルのリブランドによって、北九州に訪れる外国人観光客やビジネス旅行者に、心地よい体験を提供してくれることを期待しています。
 北九州市としても、今後さらに拡大が期待されるインバウンドの需要を取り込んでいくことは、まちの魅力を高める上で重要であり、本年3月に策定した「北九州市インバウンド誘致アクションプラン」の下、戦略的に取り組んでいきたいと考えています。
 この需要を、新たなホテルとして迎え入れていただき、リブランド事業の成功を祈念するとともに、北九州市のブランド力をさらに引き出していけるように共に歩んでまいります。

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